はじめに
積層タイプの3Dプリンタでサポート材の生成が必要になるデータをスライスしてサポート材なしに出力するためのプロセスの一例をご紹介します。
ただし、接着剤が必要な方法ですので、あらかじめご承知置き下さい。
2015年がはじまったばかりの現在でも廉価な3DプリンタはほぼFDM式(フィラメントを熱で溶かして積層する方式)です。
このところ様々なメーカーや有志が造形物をシェアするサービスを展開しており、3Dデータを作成するのはまだ少しハードルが高い、という方々でも気軽にダウンロードしたデータを出力できる環境が整ってきました。
しかし、シェアされているデータはそのまますぐにFDM式の3Dプリンタで出力できるかというと、そうでもないケースが多く見受けられます。サポート材が必要ない方式のプリンタで出力する前提で提供されているデータも少なくなく、そのような場合は出力用のアプリケーション内でサポート材を調整したり、といった必要も出てきます。せっかく出力したもののサポート材を除去する作業は何とも後ろ向きな感じがしてあきらめがちな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Meshmixer をダウンロードする
ここでは 3D データをスライスするために、米国 Autodesk 社から無料で提供されているアプリケーション、Meshmixer を使用します。
下記ページのリンクからご自分の環境にあったアプリケーションをダウンロード、インストールしてください。
» Meshmixer (Autodesk)
データをインポートする
ダウンロードして手に入れたデータや自分で作成したデータを Meshmixer に取り込みます。